溺愛体質な王子2人が甘すぎます

黒瀬くんとは昼休みに会っただけだし、まだ少し怖いし……。

それにさっき軽く名前で呼ばれたし。

これ以上目立つのは嫌だ……。

女の子からの視線が痛いんだから……!

「美優に怪我させたくない」

「わ、私のこと鈍臭いと思ってるよね。大丈夫だからっ!」

黒瀬くんの背中を押すと、黒瀬くんは隣に移動してきた。

「近くに居るだけにする。怪我したら言え」

それでも目立ってしまうけど。

仕方ない、とは片付けられない。