溺愛体質な王子2人が甘すぎます

やっぱり2人からも微笑んでいるように見えたらしい。

でも私に彼が微笑むなんて無いよね。

平凡で目立たなくて友達もあまり居ない。

いや、多分私じゃなくて、2人のどちらかに向けた微笑みだろう……。

絶対に私じゃな……。

「ねぇ美優っ!?体育館行くんだよね!?」

「行くんだったら明日あたし達に何を言われたか報告してね!!」

「えっ、え……」

なんで私が行く流れに……。

体育館で叩かれたり、何かされたらどうしよう。

ただ来て欲しいと言われたからには、行くしかない。