溺愛体質な王子2人が甘すぎます

彼が去っていった直後、奈津ちゃんと結愛ちゃんに抱きつかれた。

「わわっ!?」

「み、美優……すごいじゃん~!ありがとう……っ」

「本当にありがとう……。一生分の幸せ貰ったかも」

な、なんでありがとうなのか。

私はすっごく怖かったんだけど……。

あんな目で睨まれたら誰でも怯むでしょう……?

なんて思っている私とは裏腹に、2人は興奮しながら話している。

「近くで見たらやばくなかった!?イケメンすぎ!」

「あたしの心臓爆発しそう。てかもうする」

「最後の微笑みでもう倒れかけた!!あんなに優しい笑顔初めて……!」