桃華ちゃんの彼氏だから恐怖心は無い。

恐怖心無く会話出来る、唯一の男の子。

同い年なのに大人びていて、物凄くイケメン。

桃華ちゃんにぴったりの相手なんだ。

明るくて元気だからこっちまで元気になれそうと思ってしまう。

私と和歌ちゃんは顔を見合わせて、桃華ちゃんに言う。

「行ってらっしゃい!」

「波瑠くんと楽しんできてね」

「ふ、2人とも……。うん、楽しんでくるね」

手をひらひらと振って、波瑠くんと去っていった。

「はぁ、いいよね桃華は〜」

「私は男の子が苦手だから憧れる」