溺愛体質な王子2人が甘すぎます

「あっ」

「どうかした?」

「あの水鉄砲で打つやつの景品可愛い……」

「熊のやつ?」

「うんっ」

あの熊のぬいぐるみ可愛いなぁ……。

といっても私は下手くそだから取れそうにないけど。

そう思っていた時、高崎くんがその方向へと歩き始めた。

「ちょっと、高崎くん?」

「俺が絶対取ってやる」

腕まくりをしてやる気に満ち溢れている姿が、いつもと違って可愛らしい。

って……可愛いって男の子に言うセリフじゃないよね。

フリーパスではなく、自分でお金を払ってやるゲームだから申し訳ない。

それに取れなかった時、私ならすごく悔しい。

だからやらなくてもいいのに。

いや……私のためじゃなくて、高崎くんも同じものが欲しいとか。

意外と可愛いものが好きなのかな?