溺愛体質な王子2人が甘すぎます

こうやって会えた。

だけどあの時の事は覚えていないよう。

もし覚えていたとしても、その男が俺と四季だった事なんて分からないだろう。

どうしても、何をしてでも俺を覚えて欲しかった。

意識して欲しかった。

だから体育館に来てもらって、告白しようとした。

美優が驚いているのを他所に、俺は逃げるように屋上を出ていった。

階段を降り、その場でしゃがみ込んだ。

もう一度幸せと幸福感を感じる。

ずっと会いたくて、愛しくてたまらなかった相手とまた会えるかもしれない。

自分でも寒気がする程に、いつの間にか彼女に骨抜きにされていたみたいだ。