溺愛体質な王子2人が甘すぎます



目の前に会いたかった初恋の相手がいる。

そう思ったら勝手に体が動いていて。

「お前の名前、なに」

なんて口走っていた。

明らかに戸惑っていた。

「さ、笹凪……美優です」

「美優……」

初めて名前を知った。

その嬉しさでその名を繰り返した。

笹凪美優。

その名はすぐに覚えた。

彼女の許可も無しに名前で呼んだ。

動揺していたが拒絶することは無かった。

そんな彼女と中1の彼女の面影が重なる。

やっぱり彼女は優しくて、何も変わっていない。

嬉しさが込み上げ、心臓も早く動いている。