溺愛体質な王子2人が甘すぎます

下足で1回降ろしてもらい、靴を履く。

また乗せてもらって家に向かう。

そういえば黒瀬くんに道案内しないと辿り着けないよね。

「黒瀬くん、そこ左に行って真っ直ぐ」

「ん」

短く小さい返事だけど少し優しかったような気がした。

多分気のせいなんだろうけど。

「次どっち」

「右だよ」

「ん」

そんな会話を続けながら、家の近所までやってきた。

「美優ちゃん?」

「え?」

後ろから声がして振り返ると、そこにはまさかの高崎四季。

な、なんで私の近所に?

「く、黒瀬くん……もしかして」

「……ん」

「う、嘘……」

嫌な予感がしながらも、黒瀬くんに小声で聞くと頷かれてしまった。