溺愛体質な王子2人が甘すぎます

黒瀬くんにもう迷惑はかけられないし。

無理やりでも歩いて帰ろう……。

「黒瀬くん。ありがとう。あとは自分で帰るから大丈夫だよ!あと和歌ちゃんと桃華ちゃんもありがとうっ!」

3人に笑顔を向けて、手を振った。

和歌ちゃんと桃華ちゃんはすぐに頷いた。

「わかった!美優、お大事にね!」

「お大事に~。また明日」

「また明日……!」

扉を開け2人は出ていった。

そして残ったのは黒瀬くんだけ。

なんで帰ろうとしないんだろう。

「黒瀬くん、もう大丈夫だよ!あとは1人で帰るから!」

黒瀬くんにこれ以上心配をかけたくないし、告白されちゃったから気まづい。

笑顔で言った私の目の前にしゃがみ、背中を向けてきた。

「黒瀬くん?」

「乗って。送るから」

「え……い、いいよそんなの!!」

「なんで遠慮すんの」

「だ、だって重いし、迷惑かけたくないから……」

「俺が心配だから送るんだよ」