「佑は、私の特別だからあげる。」



バチッとウィンク決めてそういった円香。




これ……桜のブレスレット…?

可愛い……



「……あ、言い忘れてた。」「…?」



「無闇に夜に出歩いちゃダメよ…、危ないから」



夜に出歩いちゃいけない?


私ちょっと夜の探検楽しみにしてたんだけどな……、残念、円香がそう言うなら仕方ない。


なんで、夜がダメなのかなぁ……、


「佑、私……」



悲しそうに唇を噛み締める円香。


どうしたのって言おうとしたら、


「たとえ、きまりを破っても私たちは味方…
だから、ね?」



「…………うん、」



きまりを破ったら待つのは死。


円香がどうゆう考えで言っているのか分からないけど、友達なら無くしたくない。



味方、だよ。



そう心に呟いた。