新 撰 組 終 末 記





『…ふふっ…』



 なんだか おかしくて、気が抜けたのか笑ってしまった。



総司「……あ、笑った」



 沖田さんや、永倉さん、原田さんは ぽかんと私を見ていた。



『あっ…すみません…』



 流石に失礼だったかな…。



総司「ふふっ、怒ってないですから謝らないでください。 ほら、サノさんとか見てみてくださいよ」



 原田さんの方を指さしていて、視線をそちらに移すと、原田さんは顔をほんのり赤く染めていた。



『えっ…』



左之助「…雪乃って、笑ってたほうがいいんじゃね?」



 ぽりぽり と、こめかみを掻いた。



新八「あっれれ、サノっさん 惚れちまった〜?」



左之助「違うわアホ!!」



歳三「おい てめぇら!! うるせぇから、いい加減にしろ!!」



 …私からしたら、土方さんのほうが何倍も うるさいと言ってしまえば、間違いなく斬られそうなので黙っておこう。



左之助「ちぇ…」



 怒られて、むすっとしている。



総司「土方さんのほうがうるさいですよぉ…」



 へらへら と笑っていて、沖田さんには何も堪えていなさそうだ。



総司「雪乃さんっ、あまり箸が進んでいなさそうですけど…私が あーん したほうがいいですかね?」



 いじわるに、フッと微笑む沖田さん。



 思いがけず、ドキッと心臓が高鳴った。



『いっ、いえ!! 食べますっ!!』



 なんだか、あーん を待っていた人みたいで恥ずかしい。



 私は箸をとって、艷やかな白米を口にした。