この街のどこかで…

青春・友情

小林汐希/著
この街のどこかで…
作品番号
1713350
最終更新
2023/12/18
総文字数
4,345
ページ数
1ページ
ステータス
完結
PV数
36
いいね数
0


千里(ちさと)が楽しみに・
大事にしている時間と場所がある。

それはとある建物の屋根上でのこと。

「好きなことをして過ごしなさい」
そう言われて過ごす日々は、
言葉どおりにはいかない現実が立ちふさがって……。

だから、誰にも内緒にしている
一人だけの屋上で街を見下ろしたり、
星空を見上げるのがいつしか日課になった。

自分で出来ることが少なくなってきた彼女は、
やりたかったこと、思いついたこと、
空想で生み出したものを一冊のノートに書き溜めていた。

でも……、それを形にする時間は千里に残されていなくて。

「私には……、もう……、できないよ……」

そんな願いを最後に託したのは、
中学時代に一人だけ友だちになれた男の子だった。

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