「じゃあね、お兄ちゃん。また来るよ」
好きなだけ話して去っていく私だけど、お兄ちゃんはきっと笑ってる。
お姉ちゃんも、元気に笑えてるといいな…。
最後にしっかりと両手を合わせて来た道を戻ろうと視線を向ける。
「え……」
その先では、昔よりずっと大人びているけど変わらない可愛らしさをもつ女の人がこちらを見つめていた。
「おねえ、ちゃん……」
途端にあふれ出しそうになる涙を慌てて堪え、私はギュッと唇を噛む。
遠くてはっきりとは見えないけど、きょとんとした表情。
きっと、私のことは分からない。
だけど、お兄ちゃんのお参りに来たんだ…。
お兄ちゃんのこと思い出したんだ。
……良かった。
二人には、離れ離れになんて絶対なってほしくなかったの。
私の憧れのふたりだったから。
意識してきゅっと口角を上げ、私は丘を駆け下りる。
「すいません!お待たせしていたんですね」
ぺこりと頭を下げて、横を素通りした。
一瞬目があったお姉ちゃんは、不思議そうな表情で私を見ていた。
好きなだけ話して去っていく私だけど、お兄ちゃんはきっと笑ってる。
お姉ちゃんも、元気に笑えてるといいな…。
最後にしっかりと両手を合わせて来た道を戻ろうと視線を向ける。
「え……」
その先では、昔よりずっと大人びているけど変わらない可愛らしさをもつ女の人がこちらを見つめていた。
「おねえ、ちゃん……」
途端にあふれ出しそうになる涙を慌てて堪え、私はギュッと唇を噛む。
遠くてはっきりとは見えないけど、きょとんとした表情。
きっと、私のことは分からない。
だけど、お兄ちゃんのお参りに来たんだ…。
お兄ちゃんのこと思い出したんだ。
……良かった。
二人には、離れ離れになんて絶対なってほしくなかったの。
私の憧れのふたりだったから。
意識してきゅっと口角を上げ、私は丘を駆け下りる。
「すいません!お待たせしていたんですね」
ぺこりと頭を下げて、横を素通りした。
一瞬目があったお姉ちゃんは、不思議そうな表情で私を見ていた。



