「じゃあね、鈴。今日は部活だから」
「分かってるよ、頑張ってね」
亜由が所属するバドミントン部は、比較的緩い部活でオフも多い。
だから、昨日みたいに一緒に放課後を過ごすことも多いけど、今日のように部活の日は私は一人で帰ることになる。
「あれ、今日鈴ちゃんひとりなんだ?一緒に帰る?」
「あ、ううん、寄るところあるんだー。ありがと」
クラスメイトとそんな会話を交わし、校舎を出る。
私はどうしてか、気になっていたあの場所へ、足を向けていた。
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