HIROKAnoUTA

色々と状況が重なって、過去に一度性格を悪くしようとしたことがあったのよね。
自身が性格が悪いとおもう言葉を並べて、まさにわたしが思うところの人の嫌いな部分の寄せ集めを演じた。

この理由は人を好きになりたかったからなんだけど、方法としては最悪だったし、最終的に大失敗だった。

悪い習慣って真似をしやすいし、それを経験することで理解が深まればと思って、
結果は自分のことが嫌いになってしまったし、完全にメンタルが崩壊した期間になってしまった。

だけど、その経験をした事で大切なことも実感したし、同時に学んだと思ってる。

当時、わたしが言葉にした表現は、すべてがわたしのまわりの人たちが話しをしていた表現の一部を寄せ集めたもので、
わたし自身が友人や知人に対して疑問に思っていた部分だったんだけど、その疑問が結果的に晴れて概念が全体的にかわったんだよね。

ひとつめは、良い意味で重たくなくなったこと。

この部分は嫌いだけどここは好き。
以前は白黒思考だったから、その人そのものを総合的に好きか嫌いかだけだったし、そうなるとその人そのものまでは嫌いになることがなかったから、全部に賛成をしてしまっていたんだよね。

誰だって完璧ではないし、短所だって必ずあるし。
それを寄せ集めたってなんの意味もないし、その一部もその人の個性として受け入れることも大切だと思えるようになった。

ふたつ目は、わたしはやっぱり悪口が苦手という事。

人それぞれ向き不向きはあるし、苦手なことは苦手で仕方がないわけで。

そこにまで手を出して器用になろうというのは、あまりにも他力本願だったんだよね。

も〜!なにやってたんだ!とおもう。
完全に大失敗だったし、後悔しかなかった。
でも、おかげで愚痴ることはできるようになってきたんだよね、昔は潔癖だったなって思う。

3つ目は、何事にも相応の努力が必要ということ。

当たり前のことなんだけど、当時はこの発想にすら至らずに、ぜんぶ諦めてしまっていたんだよね。

その事に気付けたのはこの経験を通してもそうだし、自分が頑張ったときに、その努力をきちんと見届けて認めてくれる人たちが居てくれた経験があってこそなんだよね。

だから、どんなに苦しくても頑張らなくてはいけないんだよね、わたし。

ただ、もう無理はしない。
無理は続かないから。

毎日続けられる範囲へ日々を積み重ねて。
できない事は欲張らない。

友達が失敗を通してわたしを支えてくれたり、同じ失敗をしないようにと教えてくれたように。

わたしもそう成っていかないといけないから。