籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

わたしが廊下を通ると、わざわざ足を止めてあいさつをしてくる男の子たち。

彼らは、RISEのメンバーだ。


「今日も壮馬さんといっしょですか?」

「うん、そうだよ」

「相変わらず、仲いい兄妹っすよね〜」

「それ、褒めてるの?バカにしてるの?」

「もちろん褒めてるっすよ…!」


同い年だから敬語はやめてと何回も言ったのに、「美鳥さんは副総長の妹で、RISEの大事な姫ですから」と言って、みんなこの調子。

だけど、わたしのことを大切に思ってくれてるんだなと実感する。


「おはよう、美鳥ちゃん」


教室に入り、わたしが席について1限の授業の準備をしていると、雅人くんが声をかけてきた。


雅人くんとは同じクラス。

RISEの同い年のメンバーの中で、雅人くんだけがタメ語で話してくれる。