籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

「もしかして、わたしを氷川高校から退学させたのは…あなた?」

「ああ、そうだ。狙った女は手元に置く。それがオレのやり方だ」

「そんな…平然とっ。あなたは、人の人生をなんだと思ってるの…!?」

「人の人生なんてどうだっていいんだよ。それに、なにをそんなに怒っている?かの有名な不動月学園に無償で入ることができたんだぞ?むしろ、感謝されたいくらいだな」


言葉が出なかった。

十座は、人としてなにかが欠落している。


「こんなことして、…楽しい?」

「あ?」

「邪魔なものは壊して、気に入った人形は手元に置いて」


わたしのその言葉に、一瞬十座の目尻がピクリと動く。


わたしの挑発に乗るがいい。


「こんなクソみてぇな女、今すぐここから追い出せ!」


そう言われるのをわたしは待っていた。