籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

そんな雅人くんが、朝からあんなところで――。

しかも、そばには1つ下の学年の小柄な女の子までいる。


見つめ合っては恥ずかしそうにはにかむ2人。

その様子を見て、はっとした。


「ねぇ、お兄ちゃん…!もしかして、あの2人って…」

「最近付き合ったらしい」


それを聞いて、思わず「キャー!!」と叫びたくなった。


雅人くんは見た目で誤解されやすいけど、本当は一途でとってもピュア。

ずいぶん前から好きな人がいるんだろうなとは思っていたけど、まさかその相手があんなかわいいコで、しかも付き合えることになったなんて。


「お祝いしないとね!」

「どこでだよ」

「そんなの、RISEのアジトに決まってるじゃん」

「だから、今日は集会で使うから無理。それに、雅人なら祝われるよりも、そっとしておいてもらったほうが喜ぶと思うけど」