籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

広間の両側には、わたしのことをじとっとした嫌な視線で見つめるRULERのメンバーたち。

十座を含め、四方八方から視線を向けられ勝手に体が震える。


「な〜に?あのやぼったい女」

「あいさつもできないなんて、一体どこの野良猫を拾ってきたの?」


この場の空気に似つかわしくない猫なで声が聞えて目を向けると、現れた2人の女の子が玉座に座る十座と腕を絡めるようにしてわたしのことを見ていた。


どちらも驚くくらい整った顔をしていて、まさに『美少女』と呼ぶにふさわしい。


不動月学園のものと思われる制服姿の女の子たちの首元には、黒くて細いベルトのようなものが見えた。


腰まである絹のような美しいストレートの黒髪に、眉下で切りそろえられた前髪の女の子の首には、金色のトップがついたチョーカー。