籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

「どこへ向かってるの…?」

「『玉座(ぎょくざ)()』だ」

「そこで、オレたちのリーダーである十座(じゅうざ)さまがお前のことを心待ちにしている」

「姫狩りした女は、妃候補として十座さまに献上することになってるからな」


わたしが向かう先に、RULERの総長…十座がいる。

お兄ちゃんをあんな目にあわせて、RISEを崩壊寸前まで追い込んだ張本人が。


「そこで十座さまのお眼鏡にかなえば、晴れてお前は正式な妃候補の1人としてRULERに迎え入れられることになる」

「だれがあんたたちなんかに…!それに、さっきから言ってる『妃候補』ってなんなの?」

「十座さまのそばにいることを許された特別な女のことだ。十座さまは、本命の妃を選ぶために妃候補を集めている」

「もしその妃に選ばれれば、十座さまと人生をともにする約束を結ばれるというわけだ」