籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

先生の言っている意味がよくわからなかった。

いつもどおりに登校して、なにがおかしいっていうの?


すると、先生は衝撃的なひと言を発する。


「お前、この学校を退学しただろ?」


……え…?

退学…?


身に覚えのない話に、わたしは頭の中が混乱する。


「退学って…どういうことですか!?」

「それはこっちが聞きたいよ。いきなり退学届なんて送りつけてきて」

「…退学届を!?」


待って…。

なにが起きてるっていうの……。


呆然とするわたしに、不審そうに目を向ける先生。


「すでに退学届は受理されている。越前、お前はもうこの学校の生徒じゃないんだよ」

「…でも先生、わたし――」


そのときちょうど、朝のチャイムが鳴り響いた。


「ほら、お前ら〜!チャイムが鳴り終わるまでに入れ〜!」