籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

「でも、体は穢されても、心は絶対に穢させない…!だから、お願い…。最後に、わたしのすべてを…玲で満たして」


わたしは玲に手を伸ばした。


これがわたしの“一生のお願い”だ。


玲は、わたしに導かれるようにわたしの首筋に顔を埋めると、熱い吐息を耳にかけてこう言った。


「この夜を、絶対忘れられないものにしてみせる」


その言葉に、うれし涙がにじんだ。


玲は、わたしをやさしく包み込む。

無我夢中でキスをして、体がほてってとろけてしまいそうになるくらい。


そうして、玲との熱くて甘い夜に時間も忘れて酔いしれた。


心が、体が――。

幸せで満たされていく。


玲と初めて求め合った夜、こんなに幸せな気持ちになったのは初めてだと思った。

でも、なぜか初めてなような気はしなくて――。