籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

玲のキスに夢中になって応えていると、まるでダンスを踊るかのように、右へ左へ前へ後ろへと足がもつれ合い――。

後ろにあったなにかに足が当たり、その拍子にわたしの体はその上に背中から倒れる。


そこは、玲の部屋のベッドだった。

ベッドに倒れるわたしの上へ玲が覆いかぶさってくる。


「…どうして思い出しちまったんだよ。お前を守りきれなかった男のことなんてっ…」

「そんなことないっ…。玲は、自分の命をかけてわたしを守ろうとしてくれた。それは、わたしがこのRULERにきてからもずっと…!」


わたしが玲にキスをすると、玲もわたしにキスを落とす。


「わたしは…最後に玲に会うために、この1ヶ月十座に尽くしてきた。わたしは明日、十座に穢されるっ…」


そのことを考えるだけで、涙で言葉に詰まる。