籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

「好きだ、美鳥」

「わたしもっ…玲」


なんとそれは、玲だった。



わたしは、はっとして目を見開ける。

ハアハアと呼吸が荒く、脈拍も速い。


気づいたら、わたしはRULERの寮の自分の部屋のベッドにいた。

窓からは月明かりが差し込んでいる。


「夜…」


お兄ちゃんのお見舞いから帰ってきたときは、まだ夕方だった。

わたしが気を失っている間に、一瞬にして時間を飛び越えたかのような錯覚に陥る。


「あの夢は…、いったい…」


わたしの13歳のときの誕生日だった。

そのとき、わたしはこの指輪をもらった。


その指輪をくれた相手とは――今よりも少し幼さが残る玲。


夢の中のわたしは、玲に誕生日を祝われ、誕生日プレゼントとしてこの指輪を渡された。

そして、当たり前のようにキス。