籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

「ああ」

「でも、こんなに小さいと…失くしちゃいそうだな」

「そう言うと思って、これを用意しておいた」


その人が差し出してきたのは、ネックレス用の細いチェーン。

そして、指輪をチェーンに通すとわたしの首につけた。


「これだと失くさねぇだろ?」

「うん!ありがとう!」


わたしは、さっそくもらった指輪を眺める。

そして、内側に彫られたイニシャルの刻印に気づく。


「“R to M”。俺から美鳥へ送る最初のプレゼントだからな」

「…うれしいっ。大切にするね!」


わたしがそう言うと、その人はにこりと笑った。


そして、徐々に白いもやが薄れていって――。


「俺だって、美鳥を大切にする。俺の命にかえても、必ずお前を守ってやる」


わたしの見つめ、やさしいキスをしてくれるのは――。