籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

「そうなったら、ここに泊まるだけだよ。わたしが起きなくたって、だれも困らないし」

「そんなことねぇよ。俺が困る」

「…え?どうして?」


首をかしげるわたしに、その人はゴールドのリボンが巻かれた白色の小箱を取り出した。


「どうしても今日の日付が変わる前に、美鳥にこれを渡したかったから」

「これって…」

「誕生日おめでとう。それは、俺からのプレゼントだ」


わたしは驚き、感激しながらその小箱を受け取る。


「今日って…、わたしの誕生日だったんだ」

「忘れてたのか?」

「…うんっ。そっか、わたし…今日で13歳になるんだ」

「俺と過ごす初めての誕生日だな」


わたしたちは微笑み合う。


もらった小箱を開けると、中には小さな指輪が入っていた。


「…かわいいっ!ピンキーリング?」