籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

偶然玲が通りかかっただけかと思っていたけど、あのときも…ずっと玲は見てくれていたの?


「そうまでして守ってきた美鳥が、…まさか姫狩りにあって妃候補になるなんて。なにもできずに一番悔しかったのはオレじゃなくて、そばにいた玲自身だろうな」


無愛想で冷たくて、なにを考えているのかわからない玲。

でも、本当はそんなことを――。


「玲は、だれよりもお前のことを一番に想ってた。そんなあいつがお前のためとはいえ、他人のフリをして過ごす毎日は…きっとつらかっただろうな」


玲は、RISEの仇である憎きRULERの副総長。


だけど玲は、何度もわたしを助けてくれようとした。

その言動に戸惑っていたけど、――すべてはわたしを想っての行動だったなんて。


「RULERで、玲となにがあったかは聞くつもりはないが、それでもまた美鳥が玲のことを好きになったのなら、それはお前らが再び惹かれ合う運命だったんだろうな」