籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

しかも、RULERの総長も巻き込まれることとなった。


わたしたちは、そのすぐあとをバイクで追っていたお兄ちゃんに助け出される。


わたしは頭を強く打っていて、意識不明の重体に陥る。

1ヶ月、生死をさまよったのだそう。


そうして、進学が決まっていた氷川高校の入学式が終わったころ――。

わたしは、ようやく目を覚ます。


検査でしばらく入院したのち、日常生活にも支障はないと判断され、高校へ通える許可が下りた。


これが、わたしが氷川高校へ他の同級生よりも1ヶ月ほど遅れて入学した理由だった。


わたしが高校入学前に入院していたのは、事故にあったからということは聞かされていた。

だけど、その事故についてはまったく覚えていない。


担当の先生からは、頭を強く打っていたせいで記憶が失われていてもおかしいことではないと説明されていた。