籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

そのときのお兄ちゃんの心境を考えたら、苦しくなるほど胸を締めつけられた。


「どうして、本当のことを話してくれなかったんだよ…。オレたち、これまでいっしょに生きてきたたった2人の兄妹だろ…?」

「…ごめんなさい。でも、お兄ちゃんに…心配かけさせたくなくてっ」

「なに言ってんだよ。オレはこんなにも美鳥に心配かけさせてきたっていうのに」


泣きじゃくるわたしを、お兄ちゃんはなだめるように頭をなでる。

そんなやさしいことされたら、余計に涙が止まらない。


「でも、自分を責めることなんてない。RISEなら大丈夫だから」

「…どういうこと?」

「RISEは、『立ち上がる』『昇る』っていう意味を込めて名付けたからな。もともと一度、窮地に陥ってる。だから何度潰されたって、また立ち上がってみせる」