籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

「目覚めたあと、見舞いにきた雅人たちから聞かされた。オレがいない間に、美鳥は姫狩りにあい、RISEは潰されたってな」


わたしは息を呑んだ。

まさか…、すでにお兄ちゃんがすべてを知っていただなんて。


「…雅人のやつ、何度もオレに謝ってきたよ。RISEを守るために、美鳥を姫狩りとしてRULERに渡してしまったこと。そうまでして守ったRISEなのに、あとであっけなくRULERに潰されたって」


雅人くん…、そんなことを。

本当は、罪の意識に苛まれていたんだ。


「違うの、お兄ちゃん…。わたしがRULERに行ったのは自分の意思。わたしだってRISEを守りたかったから。…でも、わたしが総長の十座を怒らせてしまったせいで、その報復としてRISEがっ…」


目覚めたときには、自分が築き守り続けてきたRISEがなくなったと聞かされたら――。