隠せるものはすべて隠しているから、きっとお兄ちゃんはまだ完全には勘づいてはいないはず。
「…もう!お兄ちゃん、なに言ってるの。わたしはずっと氷川高校の制服だよ?目覚めたときだってぼうっとしてたから、記憶が曖昧なんじゃないの?」
「じゃあ、さっきのやつはだれなんだ。お前の知り合いに、不動月の連中なんていなかっただろ」
「それはっ…」
わたしは思わず言葉に詰まった。
あと少しで嘘を突き通せるというのに、そう考えれば考えるほど焦ってなにも浮かんでこない。
そんなわたしを見つめながら、お兄ちゃんはため息をつく。
「…悪かった。わざと困らせるようなことして」
見ると、眉を下げて申し訳なさそうな表情を見せるお兄ちゃん。
「実は…すべて知ってるんだ。…美鳥のこと」
「え…?」
「…もう!お兄ちゃん、なに言ってるの。わたしはずっと氷川高校の制服だよ?目覚めたときだってぼうっとしてたから、記憶が曖昧なんじゃないの?」
「じゃあ、さっきのやつはだれなんだ。お前の知り合いに、不動月の連中なんていなかっただろ」
「それはっ…」
わたしは思わず言葉に詰まった。
あと少しで嘘を突き通せるというのに、そう考えれば考えるほど焦ってなにも浮かんでこない。
そんなわたしを見つめながら、お兄ちゃんはため息をつく。
「…悪かった。わざと困らせるようなことして」
見ると、眉を下げて申し訳なさそうな表情を見せるお兄ちゃん。
「実は…すべて知ってるんだ。…美鳥のこと」
「え…?」



