籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

ようやく、玲への処罰の事の重大さに気づいた。


「…考え直して、十座!こんなの、あまりにもひどすぎるっ…!」

「美鳥、てめぇには関係ねぇ。妃と言えど、オレさまに口出しする権利なんざねぇ!」

「…そんなっ」


言葉に詰まるわたし。

十座はそんなわたしのところへやってくると、荒々しくわたしの頬を挟むようにして顔をつかんだ。


「オレがお前と結婚し、お前がオレのものになるところを玲にはたっぷりと目に焼き付けてもらう。愛しい女がオレに服従する姿をまざまざとな!目を背けたくなったとしても、逃さねぇよ。玲だけは…絶対にっ」


玲への恨みのこもったような十座の低い声。

そして、憎悪という黒い炎を宿した瞳。


それでわたしを睨みつけると、乱暴にわたしから手を離した。


十座は知っている。