籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

「…本当にそう思うか?」


十座は、裕一くんに向かってニヤリと微笑む。


「オレは言ったぞ?“人生のすべてをかけて尽くせ”とな。つまり、RULERから抜け出したくなったとしても、絶対に抜けることは許さねぇ。玲は一生、このRULERで飼い殺しにしてやるんだよ」


おどろおどろしい十座に対して、裕一くんはごくりとつばを呑む。

顔もどこかこわばっている。


「た…たしかに、一生飼い殺しだけは…さすがに勘弁っすね」

「だろ?オレに殴られようが蹴られようが、恐ろしければ逃げ出せばいいだけのこと。だが、玲にはそうはさせねぇ。こいつの人生は、オレさまが握ってやる」


玲の人生は、十座の手の中に――。


つまりそれは、玲は自由に羽ばたける翼さえもぎ取られたようなもの。

そんなことされたら、本当に玲は一生…鳥籠の中。