――勝負あった。
…やっぱり十座は怪物だ。
あの玲が、まるで子どものように扱われていた。
「それにしても、玲。どうして美鳥のこととなると、いちいち口を挟む?」
その言葉に、わたしに寄りかかっていた玲がはっとして目を見開ける。
「これまで何人かの妃候補の世話役を任せたが、オレがその妃候補になにをしようとなにも言ってこなかっただろう?」
玲は唇を噛み、黙ってうつむく。
「だれか1人に執着するなんて、お前らしくもねぇ。お前にとって美鳥は、そんなに特別な存在か?」
「それはっ……」
口ごもる玲。
まるでわたしも問いただされているかのようで、心臓がバクバクと激しく鳴る。
すると十座は、そんな玲の胸ぐらを荒々しくつかんだ。
「…やめて、十座!」
「お前は黙ってろ、美鳥」
…やっぱり十座は怪物だ。
あの玲が、まるで子どものように扱われていた。
「それにしても、玲。どうして美鳥のこととなると、いちいち口を挟む?」
その言葉に、わたしに寄りかかっていた玲がはっとして目を見開ける。
「これまで何人かの妃候補の世話役を任せたが、オレがその妃候補になにをしようとなにも言ってこなかっただろう?」
玲は唇を噛み、黙ってうつむく。
「だれか1人に執着するなんて、お前らしくもねぇ。お前にとって美鳥は、そんなに特別な存在か?」
「それはっ……」
口ごもる玲。
まるでわたしも問いただされているかのようで、心臓がバクバクと激しく鳴る。
すると十座は、そんな玲の胸ぐらを荒々しくつかんだ。
「…やめて、十座!」
「お前は黙ってろ、美鳥」



