籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

「…は、はいっ」


すぐに立ち上がる玲。


「美鳥、さっきは驚かせて悪かったな。お前の気持ちも考えないで」

「いえ…」

「そこでだっ。予めわかっておいたほうがいいと思ってな、宴の最中にいろいろと考えていたんだが――」


そう言いながら、十座は歩み寄ってくる。


「2月29日に式を挙げようと思っている」

「…えっ、し…式って…?」

「結婚式に決まってんだろ。その日は、4年前にRULERが創立した記念すべき日だからな。新たな門出にちょうどいい」

「ま、待ってください…!結婚式って言ったって、わたしはまだ17で…」

「それくらいわかってる。だから、行うのは式のみ。だが、お前にはその場で婚姻届にサインをしてもらう」

「…サイン?」

「それで、お前が18歳になる日に入籍すればいいだけのこと。こうして、晴れてお前はオレの妃となる」