籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

そう言い放つと、玲はまたわたしの唇を奪った。

今度はさっきよりも深く、激しく。


どうしよう…。

うれしすぎて、さっきとは別の涙があふれてしまう。


わたしたちは言葉を交わすことはなく、無我夢中でキスをした。



「…ありがとう、玲。玲のおかげで、少しだけ気持ちが軽くなったよ」

「美鳥…」

「でも、こんなことするのはこれきりにしよう。玲はわたしの世話役だから、だれかに見られたら大変だもんね…。わたしのために、無理させてごめんね」

「…そんなっ。俺はべつに、無理してるつもりは――」

「よう美鳥、具合はどうだ〜?」


そんな低い声が聞こえたかと思ったとたん、部屋に明かりがつけられた。

驚いて顔を向けると、部屋の入口にある証明のスイッチに手をかざして立つ十座がいた。


「なんだ、玲もいたのか」