わたしは、妃候補No.2。

むしろ、それすらも外れたかったというのに――。


不本意にもNo.1に昇格させられ、最悪なことに十座の本命の妃として選ばれてしまうことに。



お兄ちゃんが目を覚ました、喜ばしい1日になるはずが――。

人生で一番最悪な日になるなんて、だれが想像しただろうか。