籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

十座がそう言った瞬間、玉座の間が沸き立つ。


「「新しいNo.1の誕生だ!」」


拍手喝采で、RULERのメンバーたちは歓声を上げる。

この状況についていけないのは、…わたしだけ。


「…待って。もしかして…わたしが絶対に喜ぶプレゼントっていうのが…」

「このチョーカーのことだ。ずっとほしかっただろう?」


十座は、わたしの首元についているチョーカーのプラチナのトップを人さし指で弾く。


「お前に似合う色は、金だ。オレにふさわしい色になれ」


十座は気づいていない。

わたしが絶望した表情でいることに。


こんなの…なんにもうれしくない。

プラチナのこのチョーカーでさえもいらないというのに、No.1の証なんて欲したことなんて一度だってない。


「美鳥さん、おめでとうございます!」