籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

玉座に座る十座は、満足そうな表情をしてわたしを見つめる。


「…きゃっ」


そしてわたしの腕を無理やり引っ張ると、小さな悲鳴を上げたわたしを無理やり自分の膝の上に座らせた。

まるでペットの犬か猫のように、十座に頭を何度もなでられる。


いやっ…、気持ち悪い…。

今すぐにでもやめてほしい。


それに、…玲が見てるから。


「ほら、美鳥。お前も好きなものを食え」


お皿に盛られたジャンクフード見せられるけど、こんなところに座らせられて食欲がわくはずもない。


「…いらない」

「なんだ、お前が喜ぶと思って持ってこさせたのに」


十座は小言を言うと、お皿をサイドテーブルに置く。


「だったら、お前にいいものをやろう」

「いいもの…?」

「ああ。お前が絶対に喜ぶプレゼントだ」