籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

そんなわたしを見て、玲がクスッと笑う。


そして、わたしの髪をやさしくなでる。


「俺はうれしかったよ。美鳥と気持ちがひとつになれて」


玲が髪をなでながら、わたしの頬にその手を滑らせる。

愛おしそうにわたしの頬に手を添えて、穏やかなまなざしで見つめてくる。


「美鳥はどうだった?」


その言葉に、その表情に、胸がドキッと鳴る。

それだけでもドキドキしてしまうというのに、そんなふうに甘い声でささやかれたら――。


「わたしも…うれしかった」


素直な気持ちが言葉となってあふれ出す。


玲に触れて、触れられて。

好きという気持ちが我慢できなくなって、お互いにお互いを求めた。


…恥ずかしいけど、こんなに幸せな気持ちになったのは初めてだった。


――あれ…。

初めて…なの?