籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

「だから、…その声っ。これ以上煽んなって」

「そ…、そういうつもりじゃ――」


恥ずかしさで顔が真っ赤になるのがわかった。

玲はそんなわたしを抱きかかえたまま向かった先は――、わたしの部屋のベッド。


そのベッドの上に、まるでガラス細工を扱うかのように玲がやさしく丁寧にわたしの体を下ろす。


「やめるなら、今だけど…?」


上に覆いかぶさった玲が、わたしの胸元についたリボンに手をかける。

わたしは、その手をそっと握った。


「…やめないで」


わたしの返事を聞くと玲はリボンを剥ぎ取り、もう片方の手で自分のネクタイをしゅるりと解く。


玲はわたしを抱きしめながら、何度も何度もキスを落とした。


ここは、敵対するRULERのアジト。

自由を奪われ、わたしの気持ちなんてなにひとつ尊重されない。