前のときもそうだったけど、十座は妃候補の顔にできた傷はどんな小さなものであっても見逃さない。
「…待ってよ、十座!べつにあたしは、やけどさせてやろうと思ってしたわけじゃ――」
「悪気があろうとなかろうと、そんなのはどっちだっていいんだよ。お前が美鳥の顔に傷を負わせた、それがすべてだ」
十座は荒々しく茉莉花さんを突き飛ばす。
思い描いていたシナリオと違った展開で、茉莉花さんは呆然としてよろける。
「そ…、そんなこと言ったって、あたしは…妃候補のNo.1。だから、あたしがなにをしようとすべては許され――」
「オレの大事な妃候補を傷つけるやつは、同じ妃候補だろうと情状酌量の余地はねぇ」
それを聞いて、茉莉花さんは大きな目をさらに見開ける。
口もぽかんと開いて、今のこの状況を理解できずにいる。
「…待ってよ、十座!べつにあたしは、やけどさせてやろうと思ってしたわけじゃ――」
「悪気があろうとなかろうと、そんなのはどっちだっていいんだよ。お前が美鳥の顔に傷を負わせた、それがすべてだ」
十座は荒々しく茉莉花さんを突き飛ばす。
思い描いていたシナリオと違った展開で、茉莉花さんは呆然としてよろける。
「そ…、そんなこと言ったって、あたしは…妃候補のNo.1。だから、あたしがなにをしようとすべては許され――」
「オレの大事な妃候補を傷つけるやつは、同じ妃候補だろうと情状酌量の余地はねぇ」
それを聞いて、茉莉花さんは大きな目をさらに見開ける。
口もぽかんと開いて、今のこの状況を理解できずにいる。



