「これか…、やけどは」
わたしは息を呑みながら黙ってうなずく。
すると、なぜか十座はわたしの顔を睨みつけてきた。
というよりは、目を細めてまじまじとなにかを見つめているような――。
十座はわたしに背中を向けると、そのまま茉莉花さんのもとへ。
「ねっ、十座。そんなたいしたことなかったでしょ?」
「ああ。まあ、ちゃんと処置すれば痕は残らなさそうだな」
「でしょ?だから、もうこのことは――」
そう茉莉花さんがつぶやいたとたん、十座が茉莉花さんの胸ぐらをつかみかかった。
手荒なことをされたのは初めてなのか、茉莉花さんには戸惑いと恐怖の表情が見て取れる。
「なっ、なにするの…十座」
「…ガッカリだよ、茉莉花。お前は、これまでの妃候補の中で最もオレにふさわしい女だと思っていたのに」
わたしは息を呑みながら黙ってうなずく。
すると、なぜか十座はわたしの顔を睨みつけてきた。
というよりは、目を細めてまじまじとなにかを見つめているような――。
十座はわたしに背中を向けると、そのまま茉莉花さんのもとへ。
「ねっ、十座。そんなたいしたことなかったでしょ?」
「ああ。まあ、ちゃんと処置すれば痕は残らなさそうだな」
「でしょ?だから、もうこのことは――」
そう茉莉花さんがつぶやいたとたん、十座が茉莉花さんの胸ぐらをつかみかかった。
手荒なことをされたのは初めてなのか、茉莉花さんには戸惑いと恐怖の表情が見て取れる。
「なっ、なにするの…十座」
「…ガッカリだよ、茉莉花。お前は、これまでの妃候補の中で最もオレにふさわしい女だと思っていたのに」



