籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

「美鳥が!?…お前ら、今すぐ処置しろ!」

「「はい!」」


玲がそう言ってくれたおかけで、わたしはメンバーに連れられて寮の中へ。

用意されたキンキンに冷えた氷水の中に腕をつけて、ようやくやけどの痛みが緩和される。


わたしのあとを追うようにして、玲と十座と十座の腕に抱きつく茉莉花さんがやってくる。


「で、さっきの話の続きだが…」


十座に促され、玲はわたしのかわりに話してくれた。


茉莉花さんが、わたしに熱湯をかけようとしたこと。

そこに、玲が助けに入ってきてくれたこと。


十座は険しい顔をして聞いていた。


「茉莉花、玲の言っていることは本当か?」

「いいえ。まるで、あたしが悪者みたいに言っているけど、そうじゃない。美鳥さんが『寒い』と言うから、わたしはお湯を沸かして持ってきただけ」