お兄ちゃんは下唇を噛みしめながら、雅人くんに深々と頭を下げた。
その姿に目を丸くする雅人くん。
「…壮馬さん!おれなんかに頭を下げるなんてっ…、やめてくださいよ!」
雅人くんはお兄ちゃんの肩をつかみ、必死に頭を上げさせようとする。
だけど、お兄ちゃんは頭を下げたまま。
「RULERから美鳥を守るということは、雅人にだって危険が及ぶかもしれない。オレが病院送りにされたように。でもオレは、あんな卑劣な連中にだけは…美鳥を渡したくない!」
お兄ちゃん、こんなにボロボロになるまでわたしのことを…。
「今のRISEで美鳥を任せられるのは、オレが一番信頼してるNo.1幹部のお前しかいない。…だから、頼む!美鳥だけは…!美鳥だけは…!!」
涙ながらに頭を下げるお兄ちゃんを見て、わたしも胸の奥から熱いものが込み上げてきた。
その姿に目を丸くする雅人くん。
「…壮馬さん!おれなんかに頭を下げるなんてっ…、やめてくださいよ!」
雅人くんはお兄ちゃんの肩をつかみ、必死に頭を上げさせようとする。
だけど、お兄ちゃんは頭を下げたまま。
「RULERから美鳥を守るということは、雅人にだって危険が及ぶかもしれない。オレが病院送りにされたように。でもオレは、あんな卑劣な連中にだけは…美鳥を渡したくない!」
お兄ちゃん、こんなにボロボロになるまでわたしのことを…。
「今のRISEで美鳥を任せられるのは、オレが一番信頼してるNo.1幹部のお前しかいない。…だから、頼む!美鳥だけは…!美鳥だけは…!!」
涙ながらに頭を下げるお兄ちゃんを見て、わたしも胸の奥から熱いものが込み上げてきた。



