お兄ちゃんが言う『総長』とは、いっしょにRISEを創設した人のことだ。
「おれは初代総長のことは知りませんけど、RISEを裏切ったやつのことなんてもう忘れてくださいっ。今は、壮馬さんがRISEのトップなんですから!」
「…悪かったよ。そう言ってくれてありがとうな、雅人」
お兄ちゃんは雅人くんに微笑んでみせる。
だけど、その表情はなぜかどこか寂しそう。
すると、お兄ちゃんが徐ろに酸素マスクを外しだした。
そして、ベッドに手をついて起き上がろうとしている。
「…ちょっ!なにしてんすか、壮馬さん!」
「そうだよ、お兄ちゃん…!まだ寝てなくちゃ――」
「いいんだ。今だけはこうさせてくれ」
納得していない様子の雅人くんだったけど、お兄ちゃんがそう言うものだから、手を貸してお兄ちゃんの体を起こす。
「おれは初代総長のことは知りませんけど、RISEを裏切ったやつのことなんてもう忘れてくださいっ。今は、壮馬さんがRISEのトップなんですから!」
「…悪かったよ。そう言ってくれてありがとうな、雅人」
お兄ちゃんは雅人くんに微笑んでみせる。
だけど、その表情はなぜかどこか寂しそう。
すると、お兄ちゃんが徐ろに酸素マスクを外しだした。
そして、ベッドに手をついて起き上がろうとしている。
「…ちょっ!なにしてんすか、壮馬さん!」
「そうだよ、お兄ちゃん…!まだ寝てなくちゃ――」
「いいんだ。今だけはこうさせてくれ」
納得していない様子の雅人くんだったけど、お兄ちゃんがそう言うものだから、手を貸してお兄ちゃんの体を起こす。



