籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

すると、着替えを置いて部屋から出ていこうとしたわたしの腕を玲が握った。


「…待ってくれ」


その弱々しい声に反応して振り返る。

見ると、玲がわたしにすがるようにして、じっと見つめていた。


「…悪いが、着替え…手伝ってくれるか?」


その頼みに、わたしは顔がぽっと熱くなる。


「わ、わたしが…!?」

「ああ…。上だけでいいから…頼む」


赤い顔をして虚ろな目で、肩で息をしながらわたしを頼る玲。

こんな姿を見せられて…、断れるはずがない。


「わたしで…いいなら」


と言ってみたものの、内心は緊張でドキドキしていた。


お兄ちゃんと2人暮らしだったから、お風呂上がりの上半身裸のお兄ちゃんは見慣れている。

だけど、お兄ちゃんじゃない男の人の裸は…初めて。


玲の上のスウェットを脱がせる。