籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

こんなこと、わたしが考えたってわかりっこないことだけれど。



――玲が倒れて3日。

わたしは、玲の着替えのスウェットとお湯で絞った濡れタオルを持って、玲の部屋へ向かっていた。


わたしが枕元へ着替えを置いておくと、玲はそれに着替えておいてくれる。

高い熱が続いている玲の着替えは、いつも汗でびっしょり。


着替えるタイミングで体を拭けるように、こうしてタオルもいっしょに用意している。


コンコンッ


「玲、着替えとタオル持ってきたよ」


わたしが部屋へ入ると、玲がベッドから体を起こした。


体温計で熱を測ると、38度8分。

徐々に下がってはきているけれど高熱が3日も続いて、さすがの玲も疲弊していた。


「着替え、ここに置いておくね。脱いだものは、またあとで取りにくるから」