籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜

「そうだけど…」

「だから、また必ず立ち上がる。俺はそう信じてる」


窓から見える太陽を見つめながらそう語る玲。


そんな玲のまなざしは、RULERのメンバーというよりも――。

まるで、RISEのメンバーの一員かのように見えた。


そんなはずないのに。


「…わりぃ。少し寝てもいいか…?」

「うん…!それじゃあ、わたしはいったん部屋に戻るね」


わたしは玲に布団をかけると、玲の部屋から出ていった。


それにしても、RISEの名前の由来――。

わたしでも知らなかった。


しかも、兄ちゃんがRISEを立て直したことも知っていた。


どうして、玲がそんなことまで…。

他の族に潜入しているときに、そんな情報を耳にしたのだろうか。


少し玲とわかり合えたと思ったら、また新たな謎が生まれる。