1人だと本能のままに好き勝手に暴走する十座の手綱を陰で握っていたのは玲だった。
だから、本来なら十座がRISEに目をつけた時点で、まず初めに玲の潜入があったはず。
しかし、そのとき玲は別の暴走族に潜入中で、姫狩りによるRISEの襲撃は十座が勝手に行ったものだった。
そういえば、初めてわたしがここへきたとき――。
『どうして、俺に相談なく勝手に姫狩りを…!』
『いいじゃねぇか。お前がいない間に、RISEの姫の噂を小耳に挟んだからな』
『だからって、妃候補にする必要なんて!』
『…おいおい、なに熱くなってんだよ?お前らしくもねぇ』
姫狩りのことで、玲と十座は口論していた。
あのときの玲にとっては、姫狩りでRISEの姫だったわたしが連れてこられたことが寝耳に水だったのだろう。
だから、本来なら十座がRISEに目をつけた時点で、まず初めに玲の潜入があったはず。
しかし、そのとき玲は別の暴走族に潜入中で、姫狩りによるRISEの襲撃は十座が勝手に行ったものだった。
そういえば、初めてわたしがここへきたとき――。
『どうして、俺に相談なく勝手に姫狩りを…!』
『いいじゃねぇか。お前がいない間に、RISEの姫の噂を小耳に挟んだからな』
『だからって、妃候補にする必要なんて!』
『…おいおい、なに熱くなってんだよ?お前らしくもねぇ』
姫狩りのことで、玲と十座は口論していた。
あのときの玲にとっては、姫狩りでRISEの姫だったわたしが連れてこられたことが寝耳に水だったのだろう。



